2013年5月17日金曜日

ディスプレイ (コンピュータ)


コンピュータの出力機器の一つであり、画像を表示する方法には以下のようなものがある。
ブラウン管 (CRT)
液晶ディスプレイ (LCD)
プラズマディスプレイ (PDP)
ビデオプロジェクタ
このうち、ビデオプロジェクタはブラウン管または液晶の表示をレンズで拡大表示するものが多いがデジタルミラーデバイス (DMD) を使ったものもある。
デスクトップパソコン向けの単体のディスプレイ装置は、かつては、ほとんどがブラウン管を使用した、パソコン専用のディスプレイだったため、CRTという用語がディスプレイ装置全体を指すほどであった。また、パソコンのグラフィック出力はテレビ(アナログブラウン管)よりも高解像度になり、専用のディスプレイはテレビよりも高価であった。
しかし1990年代後半から液晶を用いた単体のディスプレイ装置が登場し、2007年頃までにパソコン専用のCRTの新規生産出荷はほとんど行われなくなった。2009年現在では単体のディスプレイ装置の主流は液晶となっている。また、テレビ(デジタル化、液晶、PDP等)も高解像度となり、パソコンと接続して画像表示が可能になっていった。
パソコン専用の単体のディスプレイ装置(ブラウン管・液晶とも)については、パーソナルコンピュータ (PC) 本体とともに、「資源の有効な利用の促進に関する法律」の適用を受けることになり、メーカーによる回収・リサイクルが制度化された。詳しくはパーソナルコンピュータ#PCとリサイクルを参照のこと。
ビデオ信号はビデオ表示回路(ビデオカードなど)で生成発生され、少なくとも一つ以上の表示規格を満たす。規格には画面サイズ(表示領域の大きさ、表示画素数では無いことに注意)、発色数、水平および垂直方向の走査周波数、信号インターフェースの電気的特性などがあり、これらのいくつかは互いに関係しあう。
技術畑の人たちには「ディスプレイ」のほうが「モニタ」よりも好まれることがある。これは「機械語レベルのデバッグ」や「スレッド同期機能」をあらわす「モニタ」と混同しやすいためである。コンピュータディスプレイは、他に「ビデオ表示端末」(VDT) とも呼ばれる。

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